【週ヴァン】アトランティアの歌姫 イリーナ(バミューダ△)
週刊ヴァンガ情報局にて、エクストラブースター「Primary Melody」の収録カードが紹介されました。
いろいろと予想外なカードで、正直驚いてます。
《アトランティアの歌姫 イリーナ》
ノーマルユニット 〈4〉 (ツインドライブ!!) (フォース)
バミューダ△ - マーメイド パワー14000 / シールドなし / ☆1
【自】【(V)】:登場時、あなたの山札を上から10枚公開し、公開されたノーマルユニットがそれぞれ別名なら、このターン1回目のバトル終了時、このユニットを【スタンド】する。山札をシャッフルする。
・1回目のバトル終了時スタンド
まさかのVスタスキル。(Vスタなんて来ないって言ったのはどこのどいつだ)
Vスタの質としては
・2ドライブ→2ドライブ
・トリガー引継ぎOK
と優秀で、フォースによるパンプで後押しもできるため、かなり強力であると言えるでしょう。
おまけにノーコスト。手札どころかCBSBすら不要と来たもんだ。タイミングの都合で再ライド分の損失を考えても、枚数的には+1。他のスキルでCBSBを使い切っていたり、ダメージを止められていたりしても使えるとあって、なかなかの大盤振る舞い。
1回目のアタックでスタンドするため、アタック順がある程度制限されますが、この子が最初にアタックしなければならないだけなので、それほど気になるものでもないでしょう。
それよりも、これだけ強力なスキルなためにつけられている厳しい条件のほうを気にする必要があるでしょう。
・登場時デッキトップ10枚のうちノーマルユニットがすべて別名なら
前々から示唆されていたハイランダー構築推奨の条件というやつ。
さすがに10枚でかぶりなしを要求するとあっては、完全ハイランダー以外で安定運用するのは難しいでしょう。しいて言えば、「イリーナ」だけ2枚、という選択肢はなくはないですが、他のレジェンドアイドルが安定しなくなるリスクを抱えてしまいます。
そうなると、フィニッシュのタイミングでうまく引けていないということもありそう。強力なフィニッシャーなだけあって、この構築制限は想像以上に厳しい条件なのかもしれませんね。
・グレード4/パワー14000
まさかのグレード4。そしてパワー14000。
パワーが高いのは、単純に守りが強くなりますね。23kラインを狙って盤面を作ってくる相手には、計算を狂わせることができそうです。
問題はグレード4のほうで、インパクトはありますがヴァンガードのゲームにおいてはデメリットである側面が多いです。
まず、G1~3までのグレード配分が崩れることで、ライド事故のリスクが高くなってしまいます。手札交換やドローなどができるカードで何とかしたいところですが、ハイランダー構築だとそれらもそれぞれ1枚しかデッキに入れられないというのも問題です。
次に、使えるタイミングが遅いこと。G3からさらにライドする必要があるため、どうしてもスキルを発揮するターンが遅くなってしまいます。
ただこれに関しては、「イリーナ」はフィニッシャー向けのスキルなのでそこまで気になることはないでしょう。とはいえ、デメリットのほぼないVスタなので最速タイミングで使っても強力ではあります。
最後に、G4のヴァンガードとなることで、G3への再ライドができなくなってしまいます。再ライドを重ねてギフトを多く獲得することで有利を得ていくスタンダードのヴァンガードにおいて、再ライドできないデメリットは決して小さくありません。
特に、「イリーナ」はVスタを耐えられてしまったら以降のターンはバニラとなってしまうので、厳しい戦いを強いられそうです。
G4になら再ライドできるので、次のターンにまた「イリーナ」にライドできれば強力なのは間違いありませんが、ハイランダー構築だとそれも難しそう。ほかのレジェンドアイドル達もG4のような気がするので、彼女たちにも期待しましょう。
でもやはり、ライドしたターンにVスタでフィニッシュしてしまうのが理想的ですね。
・ハイランダー構築について
旧シリーズでは、プロモ「オリヴィア」がハイランダー構築推奨のスキルを持っていたり等ありましたが、今回は通常ブースターでそれをやってきましたね。「オリヴィア」デッキは組んでみて、結構楽しかった記憶があります。
そういえば、はるか昔、リミットブレイクもなかったころに意味もなくロイヤルパラディンのハイランダーデッキを作ってみたりもしましたね。(あれは、さすがに弱かったですが・・・。)
毎回違ったファイトが楽しめる反面、デッキの強さ的にはマイナス面も多いです。
まず、今回でいえば「リーゼロッテ」のような、どのデッキでも4枚入れたいような強力なカードが1枚しか採用できないことがあります。
また、他の特定のカードと強力にシナジーして効果を発揮するようなカードを採用するのが難しく、必然的に丸いカードを優先的に採用する必要が出てきます。それでも、場合によってはかみ合いが悪く、本来のカードパワーを発揮できないこともあるでしょう。
また、カードの組み合わせが多いので、アドリブでいろいろ考えなければいけないことも多くなると思います。
今回のレジェンドアイドルたちは、それらのデメリットを覆すだけのパワーを持っているかが注目ポイントですね。少なくとも「イリーナ」に関しては、補って余りあるだけの強力なスキルを持っていると私は思います。
・まとめ
特別レアリティ「LIR」のカードが紹介されました。
ハイランダー構築推奨という今までにない条件は目を引きます。構築はむずかしくなりますが、毎回違うファイト展開になるのは、間違いなく楽しいです。
実際、過去になんとなーく「バミューダでハイランダーデッキ作ってみたいなー」と思ってたところに、突如現れてハイランダーデッキを組む理由をくれた「オリヴィア」はかなり思い入れのあるお気に入りのユニットです。今回も、ハイランダーデッキを組んでみようと思います。
また、G4というのを聞いて最初は驚きましたが、言われてみれば「レジェンドアイドルなのにカラパレ達より低いグレードなわけないっしょ」と思わなくもないですね・・・。
というわけで、残りの2人のレジェンドアイドルもG4だと予想します。テキストは「イリーナ」と同じフィニッシャー向けのスキルで、「V守護者制限」と「全体強化」じゃないでしょうか。
間違ったら笑ってやってください。(そもそもG4じゃないかもしれないし。)
以上、ここまで見てくださりありがとうございました。